ジェイド・ロペラは、「クロネコ」の愛称で有名なフランス製松脂「ミラン・ドゥルー(Millant-Deroux)」と同じところで製造されています。ジェイド(翡翠)の名前となった緑色は、使用された樹脂に由来します。
【音大卒ヴァイオリン奏者の評価】
余分な粉がですぎないような配合となっており、低アレルギー性の松脂として、メーカーは推奨しています。柔らかめの松脂で引っかかりは十分あるのですが、粒子がきめ細かく変に音色がガサつくようなところがありません。
・グリップ力:4/5
・滑らかさ: 4/5
・持続力 :4/5
・使いやすさ:3/5
・コスパ:3/5
【Millant-Derouxブランドについて】
「クロネコ」で有名なミランの松脂の創始者は、フランス・ミルクール生まれのヴァイオリン製作者、セバスチャン・オギュスト・ドゥルー(Sebastian-August Deroux)です。彼は1884年にパリに移ると、ドゥルーの松脂(Colophane Deroux)として松脂を製造販売しました。その製法は、ドゥルーの孫にあたるロジェ&マックス・ミラン兄弟(Roger et Max Millant) に引き継がれました。1925年にはブランド名に「ミラン」の名前が追加され、チェロを演奏する猫の絵がトレードマークとなりました。その後1975年まで、弓の鑑定家として名を馳せた、マックスの息子のベルナール・ミラン(Bernard Millant)が事業を続けました。現在はB.ミラン氏から事業を譲り受けたヴァイオリニストのスノッリ・トルヴァルドソン(Snorri Thorvaldsson)の息子アレクサンドル(Alexandre)が事業を展開しています。
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▽松脂の塗り方、選び方などの解説記事はこちら
https://www.bunkyo-gakki.com/stories/workshop/rosin