イタリア・パルマを拠点に活躍する「スクロッラベッツァ＆ザンレ」の A・ザンレ氏監修のストラディヴァリ1690年製バイオリン"Tuscan"に関するモノグラフ。Micro CTスキャンの技術を用いた研究・調査を収録したDVD付き。Jan Röhrmannによる写真やVienna University と Laboratori Arvedi of the Museo del Violinoの協力の下実施したMicro CTスキャンとニスの構造分析を通して、この素晴らしい名器をあらゆる観点から鑑賞することができる。 ■タイトル TREASURES OF ITALIAN VIOLIN MAKING - Ⅱ “THE "TUSCAN" STRADIVARI VIOLIN IN THE ACCADEMIA DI SANTA CECILIA " 〜サンタ・チェチーリア国立アカデミア所蔵 ストラディヴァリ作バイオリン "タスカン"〜 ■1690年製バイオリン"タスカン"について 現在聖チェチーリア音楽院楽器博物館が所蔵するストラディバリの名器の1本である"タスカン"は、トスカーナ大公へ献呈された"メディチ・クインテット"5本の内の1本。オリジナルのニスが完全に残存した貴重な本楽器を、最新技術を用いて研究した成果をまとめた1冊です。 ■詳細 出版：スクロッラヴェッツァ＆ザンレ出版（２０１７年） 写真： Jan Röhrmann 文章 ：Annalisa Bini, Alessandra Barabaschi, Brigitte Brandmair, Fausto Cacciatori, Carlo Chiesa, Alberto Giordano, Rudolf Hopfner, Laboratori Arvedi, Peter Ratcliff, Andrea Zanrè サイズ：８８ページ、フォーマット45.7cm×28.5cm 発行数：８００部、 言語　　：英語 ※マルチメディアコンテンツDVD付き ■SCROLLAVEZZA & ZANRÈ について イタリア・パルマ派の巨匠レナート・スコロッラベッツァの娘エリーザと、才能溢れる若手製作家 A・ザンレが共同で手がける弦楽器工房。新作楽器の製作のみならず、アンティーク楽器のディーリングも行う。その専門知識を活かし2012年にはG・B・ガダニーニの展覧会を企画実行した。